出てくる出てくる

軽暖の候、大仏2号でございます。

 

先月も奥様の電動車のパンク修理で訪れたM村さま宅へ、本日はお子様車のパンク修理で赴きました。前輪の修理を終え、息子さんがブレーキがキュルキュルすると言っていたのでついでに見ることに。

 

小さいタイヤの子供車によくあるパターンが、フレームサイズに対して無理やりバンドブレーキが取り付けられて、バンドが傾いてるんだろうなあと思いながら調整してみました。

 

 

通常の調整では、ブレーキ本体のネジを回して調整するのですが、案の定無理やり装着されているのか、本体外側(バンド側)とドラム側がずれてました。

これではキュルキュルどころか、ブレーキが半効き状態。

たまにありますがちょっとこれは酷いなあと思いながらも調整してみました。すると若干マシにはなったものの、キュルキュル音と半ブレーキ状態は続きました。しかもブレーキの利きが悪いのも続いている状態。

 

困った・・こうなると後輪外してブレーキ本体バラしてみないとなんとも言えない・・ちょっと見るどころではなくなるしなあと思いながら、バンドとドラムの間を車輪を回しては何度も確認していると、たまにキラっとしたようなしないような。なんとなくこの辺りかなってところで千枚通しを使いながらクルクルしていると、ピロピロっと糸みたいなものが!一瞬ビクっΣ(・□・;)としながらほじくり出してみると、出てくる出てくる!

まるでカマキリのオケツから出てくる奴を彷彿させるかのように釣り糸が延々と。。。思い出しながらウップとなりがら取り出してやりました。

 

どうやらキュルキュルの原因はコヤツだったようです。

無理な取り付け角度による不調は少し残っているものの、ブレーキの半効きもかなり改善され、ブレーキの制動力も戻りました(^-^)

今までも糸くずなど色んなものが絡んでいるのは見たことがありましたが、釣り糸は丈夫なのでしょうねえ、取り出したあとでもまだ釣れそうな状態でした。

 

そういえばワタクシも以前、とある池の畔を走っているときに釣り糸がMTBのディスクブレーキとローターに絡みつき、急に後輪がロックしあわや一大事になりそうなことがありました。結局3Mほどの糸を外すのに1時間以上かけ、釣り禁止と書かれている看板に「意味ねーやん!」と憤りだけが虚しく、糸をほじくり出していたことを思いだしました。

 

今回も大事に至らなくて良かったですが、意外に丈夫な釣り糸なので、絡みつく場所によっては大参事になりかねないので本当に良かったです。

 

因みにキーっと後ろのバンドブレーキが鳴くようになるのは仕方がないです。

裏技でマシにすることもできますが、あくまでも裏技なのでお勧めはできません。それよりも少し値段がアップしてしまいますが、サーボブレーキというものに交換するだけでかなり改善されるので、後輪ブレーキの音鳴きで困っている方にはお勧めです。

 

ランクが上のローラーブレーキでも音鳴りしだしたらすぐに専用グリスを補充しましょう。そのまま走り続けると金属が削れてブレーキ不能ってことにもなりかねませんので。

 

厄介なことに音鳴りしだした段階でも両ブレーキは、逆に制動力がアップしていうような感じになってしまうので放っておく人も多いみたいですね。

 

皆様もたまに自転車に絡みついているものはないか確認してみるもの良いかと思います。

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