第2の人?車?生

2号どす


先日のPASkiss後輪組み替えのお客様から、フロント子載せをバスケットに付け替えしてほしいというご依頼の為、行ってまいりました。

さて、前回はお客様の出先だったといこともあり、突貫工事でしたので、今回は清掃とワックスがけまでできそうです。

前回の時に確認済みですが、フロント周りもあちこちにダメージがあり、早急に修理しなければならないとこ多数。


まず、ブレーキシューを限界まで使いすぎ、リム(車輪)サイド面が削れすぎており、この夏には爆発恐れあり。しかもスマートコントロールブレーキなので、もはやブレーキの調整も厳しい状態です。

さらに、スポークはすでに折れており、ハブシャフトはグリースが抜けきっており、ベアリングはガタガタ状態。

おまけに、ハンドルの首根っこのヘッドリテーナー(ベアリング)の部分も緩みが酷く、前(右)ブレーキをかけると、ガクガクガクガクーと変な効きかたになるのです。

これも放っておくと、そのうちハンドルの舵取りにまで影響が出るので、もちろん直します。

フロントバスケット換装なので、スッキリさせます。前子載せシートをカゴタイプに替えるだけで、かなり軽量化になり、ハンドリングがスムーズになるので、格段に乗りやすくなります。

お子さんを前に乗せなくなった方には、かなりオススメカスタムですよ。


さて、これでヘッド周りの調整がやり易くなりました。

子載せシートを外さないと、このヘッドベアリングにアプローチできないので、なかなかに大変なのです。

リテーナー(ベアリング)もただ締め付けるだけではなく、痛み具合を確認する為に、ハンドルロックのパーツなどを外していかないと辿り着けません。

確認したところ、損傷はなかったので、下側ベアリングには耐荷重性の高いグリースをふんだんに、上側には耐水性の強いグリースを充填して組み直します。

普段なら有償の修理ですが、今回はカゴ換装ついでということでサービスです。

フロントホイールは、リム・スポーク・ハブ共に寿命だったので、丸ごと交換です。タイヤもセンターノブがツンツルてんだったので、タイヤと中のチューブは肉厚タイプにそれぞれ交換。

ホイールは、まだお子さんを載せる仕様だった場合は13番スポークで組み直しているのですが、今回はかなりの軽量化になるので、乗り心地重視で純正と同じく14番で組み直してあります。

この汚れが、いわゆるブレーキの削れカスですね。

このカゴ下フロント周りに、この汚れが酷い場合は、ブレーキ関係や車輪のダメージもそれなりにありますので、皆様もたまには確認をしてください。


今回のような状態になっていると、ブレーキを強く握っていたためか、ブレーキを引っ張るワイヤーが今にも切れそうな状態でした。これも坂の多い街の車種にはよくあることなのですが、男のワタクシが力を込めて握ってみると、ブチッと切れてしまうこともよくあるのです。これももっと丈夫なシマノのステンレス製に交換ですね。


今回の車両は、バッテリーリコール対象時期のものだったので、リコール確認の為にバッテリーを確認させてもらったところ、すでに対策バッテリーでした。


詳しく伺うと、1年前に買い換えたそうですが、それもリコール対象だったらしく、購入先のアマゾンから連絡があったそうです。古いバッテリー共々新品になったそうで、結果的に2個持ちになったとのことです 👀‼️

これで、第2の車生を思う存分走り回れることでしょう🚲️


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