梅雨時期の故障

2号です


またもや大仏サイクルが修理ネタなんて!

と思われる方が、おられるかどうかはわかりませんが、ありふれたパンク修理ネタを書いても興味はないでしょうし、季節柄修理でもいかがかと。


案件は、電動アシストのスイッチが反応しない。でも一瞬だけ点く時もあり。


むふむ、ヒアリングの中ではエラーコードも出ておらず、バッテリーもエラー点滅が無い様子。

どうやら、モーターは生きているっぽく、スイッチも大丈夫そうです。


端子に狙いを付け、念のためにチェック用バッテリーを携行し、新品の集電端子を持ってGO!GO!です!

見出しの写真で出してしまいましたが、やはり端子の1ヵ所がダメになっておりました。

写真の状態はこれでも、通電確認の為に、かなりキレイにした後の様子です。実際はもっと酷く酸化物と焦げと溶けた樹脂に覆われてました。


キレイにして、一応通電は復活したものの、溶けた樹脂部分が接触を邪魔してるのか、段差を走ると一瞬電源が落ちるような気配。やはりここは新品端子に交換ですね。


さて、自転車の修理というのは、単に修理だけではなく、やはり原因を追及しておかなければいけません(予防の為にも)。


話しを伺うと、この数ヶ月ほどバッテリーを自転車に装着しっぱなしにしておられたそうで、おそらく、端子に埃や汚れがたまって酸化したところへ、この連日のゲリラ豪雨で、酸化した汚れや埃などに水が溜まり、ショートして焼き付きを起こしたのではないかと。

樹脂部分も溶けていたので、かなりの熱量を帯びて危険な状態だったと思われます。


このような状態にならない為にも、バッテリー接続端子部分を、普段から綿棒などで汚れを取り除き、綺麗にしておかなければなりません。

それと、雨ざらしの中で、バッテリーを装着しっぱなしというのも良くありませんね。


どうしても、『自転車』としてカテゴライズされてしまうのか、雨に対する意識は総じて関心が薄いような気がします。


一般の自転車のトラブルでも、やはり雨は大敵で、チェーンやブレーキの切れるトラブルなども、錆による原因が多いにあるのです。もちろんパンクも然り、雨の日だと、段差や異物も避けられないですからね。


ちょっとそれましたが、電動車の話に戻りまして、他にも電気系トラブル多いのがスイッチパネル。そして雨対策として必須なのがコレ、

スイッチカバーです。

この部品の修理も1年を通して、やはり梅雨時期~真夏にかけてが多いのです。


原因は、経年劣化によるひびや、転倒による亀裂などから雨水が入り込み、壊れてしまうのです。それと女性に特に多いのですが、爪でボタンを押していることにより、小さなひび割れが出来て雨水が侵入するというのも意外にあるのです。


もしも、すでにスイッチにひび割れなどが見られたら、画像のようなカバーで対策をされた方が良いでしょう。こんなスイッチ1つ壊れるだけで、すぐに諭吉さんが飛んで行く修理になってしまいます。


もちろん新車の時から装着しておくに越したことはありません。ネット上でも¥1000ほどで売られてますので、ご自身でも簡単に装着できるパーツなので、オススメです。

もしも、ご自身の車種に合うカバーが分からない場合でも、お声掛け頂くか、ワタクシも常に様々な車種用カバーを常備しておりますので、すでに傷が多い時や、保管状態、使用状況を伺った時に必要だと感じた時にはオススメさしていただきます。


あと、たまーにあるのが、フロントライトのコネクター配線部分のショート。

これもコネクターがショートしただけで、ライトassy交換になるので、それなりの金額になります(ご予算の関係で、直接配線する時もありますが)。


これの対策としては、防水テープを巻き付けるかでもしないと防ぎようがないかもしれませんが、今まで2回ほど火を吹いて煙をあげてる車種も見たことがありますので、メーカーの方でももうちょっと対策を考えてほしいもんですね。


兎にも角にも、雨ざらしは1つも良いことがありませんよ、というお話でした。 


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