異音にご注意!

2号です。


修理ネタが面白いというご意見があったので、頑張ってみます!


さて本日は精華町からスタートです。


何やら今までに無かった音が出てきた!とのご依頼です。3年ちょっとぶりのリピーター様です。実は前回もガチャンガチャンと音が出るというご依頼でのチェーン交換でした。

今回はカチコンカチコンとな。

ふむふむ、なるほどなるほど!とまでは行きませんが、駆動系かなと当たりを付け、現地へGO!


11年選手のYAMAHAナチュラ。お子さんの送迎にと、頑張ってきた車両です!

チェーンは3年前に交換してあるので、まだ使えそうでしたが、ご覧の通り、テンショナーのプーリー部分が割れてますね。

テンショナー部分はガタもなく使えそうだったので、プーリー部分だけの交換です。

外してみると、完全に真っ二つ!なんとか粉砕せずにチェーンに負けじと頑張っていたのでしょうね、カチコンカチコンと訴えながら!


さて、このテンショナープーリーは色々と種類があるわけですが、このタイプはシールドベアリング仕様となっており、丈夫なのではあるがゆえに、強固な軸よりも先に樹脂の歯車部分が先に割れてしまいます。


シールド化されてないタイプは、先に軸部分がダメになったりもするのですが、どちらが良いとも一概には言えません。

ただ、要因の1つとしては、チェーンのオイル切れや、汚れ集まりによるトラブルも多いのです。


大体、チェーンのオイル注しは、最低でも300キロごとぐらいにしないと油膜切れを起こします。

この方も、前回のチェーン交換時に、口をすっぱくして、チェーンの注油方法などをレクチャーしましたが、最初の1年ぐらいは気にして注していたものの、その後はめっきりになったとか。定期的にメンテナンスするというのは中々大変ですからね~


とはいえ、経年劣化で破損する部品も多いですから、仕方のないとこでもありますね。

そして、プーリー部品だけの交換で無事に異音は解消されました。


それにしても、もっと部品を統一化してくれたら、あれもこれも部品を持ち歩かなくて良いのになぁ~といつも思うのですよ😞💨


でも急場を凌げるように、極力揃えておりますのでご安心くだされ💪


さて、お次は木津川市へ。何やら微細な気になる音がすると。

ふむふむ、これですな原因は。

車輪に付いてるはずの反射板が割れ落ちて、残っている金具が、走る度に遠心力で、あっちへこっちへカチコーンカチコーンと。

よくある症状ですが、小さい音なので、気にしない方も結構おられますね。


でも、こちらもリピーターさま。

「気になる音がある時でも連絡くださいね!」

とお伝えしていたことで、連絡を頂いたようです。決して破損して走れなくなるような故障ではありませんが、夜道に反射板が有るのと無いのでも安全性はかなり違いますからね。

ただ夜は乗らないよ、とのことでしたが😅  それでもあるに越したことはないので、新たに装着さしてもらいメンテをして無事終了!


そして、お次は生駒市へ💨

丘陵地にお住まいのお客さまのパナvivi。

何やら漕ぐ度に、バキバキと。

相変わらず、音のニュアンスは難しいですが、ヒアリングの中で当たりを付けて、幸いにも事務所近くだったので、念のために部品を取りに行ってから伺います。

そして、当たりを付けていた通りの、内装3段のユニット内部からの異音のようです。丘陵地帯あるあるですね。

さて、これがどこまでダメになっているかを確認していきます。

ブレーキ側のベアリングは潰れて使い物になりませんね。

後輪の軸受け部分は、正確に言うとこのベアリング以外にあと2つで構成されているのですが、

こちらのギヤ側の部分にも1つ。

やはりかなりの雨水の侵入跡が見られるようです。

そして、取り外したユニットの中にも1つあります。今回はハブの両側ベアリングが潰れていたのに加え、ユニット内部のベアリングもガタガタだったので、かなり重症です。

ラチェット部にも錆がかなり発生しており、オイルディップでは間に合いません。


それに、ハブ側のベアリングを受ける側も潰れたボールで削られてしまっており、ベアリング交換での対処も厳し状態。さらに、スポーク折れにリム曲がりと、よく走れていたなあと。

今回は、組み上げておいたリアホイールと、3段のユニットを持参してきたので、無事にその場での修理と相成りました。

引上げ修理になると、出張修理の名に恥じますからね、よかったよかった😊


この異音というのは、突然鳴り出したりすると気付くものですが、日に日に増していくような音は、慣れてしまうのか、なかなか気付かない、というか気にしなくなったりもするようで、街中でもガチャガチャしながら走っている自転車をよく目にします。


今回の修理でも、プーリーをあのまま放って走っていると、しまいにはチェーンが捲き込まれて、テンショナーやほかの部品交換になることもありますし、方やリアホイール交換の案件は、もっと早めに気付いていればベアリング交換だけで済んだりすることもあります。

何事も早めに気付いて修理することは大事ですね😄


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