車椅子修理

2号です。


なんだか急に秋ですね。


今までに、車椅子の点検整備も何百台とやりましたが、そういえばblogに書いたことないなぁと思い、急遽写真を撮りながらやってみました。

こちらは病院さまにて。カワムラ製と松永製です。他にもNissin製もありました。あとMiKi製があれば、4強揃い踏みです!


2台ともパンクのご依頼ですが、タイヤはご覧の通りです。油分が抜けきり、更には加水分解も起こしてパキパキです。

こうなると、怖いのがバーストパンクです。

特に、クーラーの効いた室内でたまに使う状態で、いざ使用した際に、動いた拍子にひび割れが酷くなり、さらに炎天下に出た時に、熱膨張で、パーーーーンっ!!なんて恐ろしいことになります。

こちらはそうなる前に中のチューブがパンクしており、タイヤ&チューブの交換です。

こちらの車両も、タイヤがパキパキで、ビード(リムにタイヤを引っ掛ける部分)がボロボロと。これもタイヤが外れて、中のチューブが飛び出て、パーンというのもよくあります。

新品のグレータイヤと比べると一目瞭然ですね。

とはいえ、新品と比べる機会なんてなかなか無いので、劣化具合には気付けないものですよね。

車椅子は、自転車ほどの短いサイクルでの、ボルトの緩みや、故障などは起こりにくい反面、どうしても修理の間隔が開くので、ナットの緩みや、汚れの蓄積など、メンテするところも多岐に及んでいます。


今回のようなタイヤ交換の際に、出来る限りの無料点検整備を行うのですが、総じて全ての車両に言えることとして、車軸に髪の毛などの汚れの蓄積が多いのです。

特にこちらのキャスタと言われる軸部分には、大量の髪の毛と埃が蓄積されます。

(お食事中の方を考慮してボカシときます😁)


室内で使用することが多いので、特に女性のような長い髪の毛が巻き付きやすく、1度巻き付くと、ベアリングのグリスまでも吸着し、さらに埃や、施設だと食べかすなんかもまとわりついて、どんどん汚れが溜まっていく悪循環となります。そして、しまいにはキャスターの車輪が汚れで回らなくなって、つんのめって使用者が前に放り出された!なんてこともありました。

ですので、この部分は必要であれば分解までもして、綺麗にするのです。

こういう部分にも埃などが溜まりますね。

意外と室内で使ってる方が溜まったりもするのですよ。

ピカピカにまりますね!

こういう、地面に近いティッピングレバー部分なども、施設用などは食べ溢しなどで非常に汚れるものでなのです。もちろん綺麗にします。

自転車に限らず、車椅子もボルト&ナットは緩みます。クロスパイプ部などは折り畳みの稼働軸なので、緩みやすいですね。

キャスターフォーク部分なども、今にも抜け落ちそうな車両もよく見かけます。

ハブ軸のベアリングが揺るんでいることもありますね。こういう箇所やハンドリムの緩みなんかも、タイヤ交換時に調整可能です。


このコロナ禍で、消毒が一気に広まりましたが、この車椅子の整備に関しては以前から率先して行っております。

もちろん、施設や病院の方々も丁寧に消毒作業はされてますが、どうしても座面や手の触れる場所を中心に吹き上げることになるので、なかなか全体的にというのは難しいことかと思います。

以前からも実践はしておりましたが、このコロナ禍でさらにお役に立てているのではと、自分自信を奮起させてる次第であります😤


車椅子を修理となると、自転車店で断られたりなどを、未だに耳にしますが、車椅子の整備士資格を取得されているところは、自転車店以外にもありますので、ワタクシの赴けないエリアの方々は、1度お近くにないものか調べてみると安心かと思います!


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