あくまでも応急処置ですが

2号です。


日々、電動自転車の修理が増え続ける昨今ですが、たまにこんなことがあります。


一通り修理が終わった後に、

ご依頼主「ついでと言ってはなんですが、昔に主人が乗ってた自転車を乗ろうと思ったら、ブレーキが効かなくて・・ちょっと見てもらえますか?」

と。

たまにあります。

一世風靡したディスクブレーキ仕様のMTBが、裏から出てくることが。同世代のご主人宅に多いですね😄


さて、今でこそディスクブレーキも安価モデルやロードレーサーにも装着されるほど定番化されつつあります。しかし、素晴らしい機構ではあるものの、メンテナンスをしなければ、言うまでもなく劣化していきます。

「昔乗ってた・・調子が・・」と出てくる車両は、20年以上前のモデルが多いですね😅

放置していれば、もちろん劣化はするもんです。

そして、ブレーキを握ってみると、スカスカ!と全く効かないなんてことも。

理由は色々ありますが、ブレーキフルード(因みに作動油のことはオイルとは言いません。オートマオイルというのも違いますね)が、漏れていたりや揮発したりと。


自ずと「ショップさんでOHしてくださいね」となるわけではありますが、


依頼者様「乗るにしても押し歩くにしても、このまま行くのは・・」

となるので、あくまでも応急処置ですが、フルードを補充して、ショップさんへ持って行く為の繋ぎをすることもあります。


携行しているフルード群は

右から、出張先ではあまり見かけませんが、マグラのミネラルオイル(フルード)。シマノもミネラルですが、どうやら粘度指数が違うようで、流動性能が変わるので専用を使います。


真ん中は、今や定番化したシマノのミネラルオイルですね。シマノがディスクブレーキを発表!なんて当時はMTB乗りがザワザワしたもんですが、そのおかげで高価なディスクブレーキもお求め易くなりましたね😊そのうち子供載せ電動アシスト車にも装着される日も来るのでしょうか。


左はヘイズやエイビッドに装着されている、車と同じ所謂DOTオイルと言われるものです。画像の物は、DOT5.1と言われるレースグレードの物で吸湿性が高いのと、高価なのが難点ですが、あくまでも『補充』なので、タッチがカチッとするこちらを使用しています。

これらを補充したことで、たとえブレーキのタッチがある程度は復活したとしても、あくまでも一時的なものかと思われます。力を込めて握ったり、パニックブレーキをした時などに、劣化したホース類が、スポーン!!!と抜けたり、オイルシール類からブシャー!!なんてなった日には、ブレーキが全く効かずに激突(>_<)なんてことも十分に考えられます。


ですので、このように補充して応急処置した場合は、乗車するならば、いつでも足を付いて止まれるぐらいのノロノロスピードで、ブレーキはスピードを調整する程度の物だとお考えください!とお伝えしてます。

そもそも、フルードが減っている時点で、何かしら不具合があるということは言うまでもありませんね。

それとフルードを補充するメリットとしては、漏れの箇所や、不具合の発見をショップさんにも早く見つけてもらえるというメリットもありますしね(^-^)。

さて、このフルード補充は¥500~¥800でやっておりますが、リザーバータンクが横向きや、そもそも付いてなくて、補充滴下できない物はお断りするのと、これだけでの出張サービスは行っておりません、あくまでもついでの作業となります。


※出張でのフルード全交換は現時点では行っておりませんので、なるべくご依頼者様のお近くのショップさんをご紹介しておりますので、ご了承くださいませ。


これからますます大衆向けの自転車もディスクブレーキ化していくことでしょう。

今の電動自転車のように、メンテナンスを怠ると、トラブルになる箇所も増えてくるかと思われます。何かおかしいな?と思ったら早め早めに自転車店にご相談ください!


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