ブロンプトンでゆく!小学生の娘としまなみ海道の旅 2日目編

グッモーニン愛媛!


2日目の朝。

東予港には早朝5時台には到着します。


正面に見える山は石鎚山になるのでしょうか、まだまだ山頂には雪が残ってます。


さて、下船したあとは、残した宿題を片付けなければ出発できません。

そう、娘用ブロのフェンダー修理です。このままだと、タイヤに擦れてしまい走ることができないのです。

港なのでお店はないし、そもそもこんな早朝からやってるお店はないしで、さてどうしたもんかと、とりあえずバッグに放り込んできた、グッズをゴソゴソしてみます。


ブロ用修理に持ってきたメガネやらモンキーやら分解には役に立つのですが・・・いっそフェンダーを外してしまうかと悩んでいたら

おっ、出てきたものはコレ、割り箸に巻いた布テープです。


コレは、昔MTBで紀伊山地の林道やアドベンチャー系のレースに出ていた頃の、落石なんかの鋭利な岩でのカットパンクをした際に、応急処置でタイヤの内側に貼るようの布テープだったのです。

コンパクトにする為に、割り箸に巻いて携行していたものでした。

急に決めた旅行だったので、中身を確認せずに、ゴソッと入れてきたことが幸いでした。


ただ、おそらく25年~30年前ぐらいのテープなので、ちょっと心配でしたが、どうやら粘着力はまだ残っているようです。

娘の細い指に助けてもらい、共同作業でペタペタと。

グッジョブです。タイヤにも擦らず良い感じで固定できました。

さすがにコロコロはできませんが、あとはJRばかりなので、もうコロコロを使うことはありません。理由はまた後程。


入れておくものですね、どこで役に立つか分かりません。因みに、キャンプにも布テープを入れておくと、なにかと役に立ちます。強風で折れたフレームの補修だったり、テントの穴を塞いだりとか。


自転車タイヤのカットパンクなんて悲劇ですからね。

思い出写真を撮っていざ出発!

といっても、突貫で決めた旅行だったので、何も下調べせずにやってきちゃいました😅


昔と違い、今はスマホとい文明の力に頼る気マンマンです。

とりあえずわかっているのは、今治あたりから尾道あたりまでしまなみ海道を通るということだけ。


そしてあたりを見回すと、自転車をそのままバスに載せているサイクリスト達が!

何やら壬生川駅まで無料送迎のバスらしく・・


予約制なのかも全くわからかったので、とりあえず我々も真似して、1番近い壬生川駅まで走ることにしました。

ずっと『みぶがわ』と思い込んでいた駅名はどうやら『にゅうがわ』と読むみたいです。

ここから今治まで🚞移動することに。
ブロを畳んでいる中、今治方面からやってきた列車から、そのまま自転車で降りてこられる方が数名!

なんだなんだ??と声をかけてみると、どうやら1日に数本だけサイクルトレインがあるようで、そのまま自転車を持ち込めるようです。
それならば!と気になる今治方面へのサイクルトレインの時間を見てみると・・・・・なんととうに出発している様子で・・どうやら港でのあのバスを利用していたら、サイクルトレインにも間に合うシステムになっていたのか!
と、後の祭り。
それよりも困ったことに、今治行きの🚞が、1時間40分ほど待たなければ来ないという現実が!
フェンダー修理して、道中のコンビニでマッタリとコーヒーブレイクしていた親父のせいです😂調べなさすぎるのもやはりダメですね。 
さてどうしたものか、また組立てて今治まで走るかと考えながら、時刻表を眺めていると、あと15分ほどで特急が来るではありませんか!ということで、贅沢に特急券を追加で購入!

前述した、コロコロはもう使わないと書いた件ですが、今のJRではこのようなルールが
何十年もブロ輪行をしていない間に、このようなことに。
正にブロンプトン狙い打ち!といった絵ですね。何があったのでしょうね、一時期ゴミ袋輪行なども問題になったりと色々ありましたから、大方コロコロ~と転がっていって迷惑になったとかでしょうかね。
この件は、事前にブロ仲間から聞いてきたので、対策をしてきました。

転がせないブロはただのブロだ!
と言わんばかりに、ブロは10kg超えなので、小学生の娘には担げないのです。
というわけで、トラヴォイはブロを載せて運ぶ用に引っ張ってきたのです。これなら娘でも転がせますしね。

なので、ブロの輪行袋はコロコロ用と完全収納タイプを持参し、万全の体制なのです。

因みに、トラヴォイにどのように積まれているかというと、コロコロは下向きではなく、横にくるように積むと上手く積めるのです。


そして、このトラヴォイですが、スタンド部分をプチカスタムしてあります。

初代は↑のように1本足で、安定感を高めるのに、先っぽのゴムカバー改造など色々対策をされた方が多い中、

やはり1本足打法は心許ないということになったのか、二代目の方は丈夫な両立タイプに変更にはなりましたが、それだとすぐに倒れてしまったり、コロコロと動いてしまったりと、やはりイマイチな部分もあったりと

そこで、ホムセンで購入した数百円のゴムを取り付けます。スタンドにドリルでの穴空け加工は必要になりますが、コレをするだけでかなりの安定感を得られるので、二代目トラヴォイユーザーさんにはオススメのプチカスタマイズです。


そして、話は戻って、特急を待つことになった我々。

しかし、旅行にハプニングは付き物です!


ホームが2列あったので、念の為駅員さんに、

🧔「次に来る今治方面への特急は、向こう側のホームに来るのですよね?」


👩‍✈️「こちらのホームに来ますよ~」


一瞬???と思いましたが、なるほどここらは単線なので、離合する為に複線になっているのだと。ということは、同じホームに東からやってくる列車なのかと、もちろん冷静に思ってました、この時までは。

そしてやってきた特急は

👧「見てみてーアンパンマンやーん!!」


なんとなんと全身アーンパーンマーン!

娘と一緒にテンション(爆)上がりです!


🧔「これかこれか!これ乗るんかいな!」

と、そ~お~さ♪忘れない~で♪と鼻唄交じりで乗りこみました。

・・・そして冷静になりました。

待てよ、今、西方面からやってきたよな?

と。

嫌な予感通り、景色は西に流れて行き、電光には岡山行きの文字がーー!

そうなんです、同じホームに入ってきたもんだから、テンションMAX親子はついつい乗り込んでしまったのでした😱


こりゃマズイ、どうしたものかとプチパニック。とりあえず次で降りなけりゃなりません、願わくば次の駅が複線離合駅で、乗る予定だった特急に乗り継げられればと🙏


そして、降りるやいなや、駅員さんに

🧔「スミマセン、みぶがわ(にゅうがわ)で今治方面の特急に乗るつもりが間違えてー😖💦」


👨‍✈️「今、反対のホームに来てるから早く走って!」


と。

この時ほど、ブロンプトンがこんなに重く感じたことはありませんでした😅

無事に乗り込み、悲壮感たっぷりのオヤジに、娘は

👧「アンパンマン号に乗れてラッキーやったね!」

と大人の対応をしてもらいました😭

すったもんだありましたが、無事にバリイさんとご対面!

駅前で早速トランスフォーム!

娘もすっかり手慣れたもんです😊


ようやくここに来て、情報収集です。

案内所で、先ずどこに行けばいいか伺うと、とりあえず目指すは、サンライズ糸山というサイクリングターミナルとのこと。ここから尾道までブルーラインが引いてあるので、間違うことはないそうです。サイクリストに優しい世になってきたんだなぁとつくづく実感です。

道中では桜も咲いており、2人ともご機嫌で走り続けます。


そして今回は3度目のハプニング。

ちょっと早めのお昼ご飯を、サンライズ糸山にある眺望レストランで食べようということにして、順調に走ってはいたものの、

ループ橋が見えてきて、体力の有り余っている小学女子はグングン進みます。


🧔「先行くんやったら、途中のサンライズ糸山のレストランで待っといてやー」


👧「オッケー!」


・・・と。

サンライズ糸山に着きました。

👧が居ないぞ・・方々探しましたが、どこにも見当たりません。

どうやら、サンライズ糸山の看板が上の方に設置されていたのと、人気がなく閑散としていたので、見落としたものかと思われます。


仕方ないので、ムスメの子供ケータイを鳴らしてみます。

ん?なんだかトラヴォイのあたりからブリブリ震える音が・・・そうでしたムスメのバッグも載せていたので、ケータイを取り出すのをすっかり忘れてたのです。


これは困った、前半で食事をするところはしばらくありません、朝昼兼用の食事だったので、ここでは是が非でも食べておきたいところです。とりあえずえっちらおっちらとループ橋を登りますが、いっこうにムスメの姿は見えてきません、どうやら上まで行ってしまったぽいぞ。

これを登ってまた下りてくるのかぁ~と思っていたところへ、🚢で同乗されていた外国?のカップルサイクリストさんが!


そこで、事情を伝えると、上でムスメを見かけたら下でオヤジ待っていると伝言してもらえることに。


すると数分後に、かなりプリプリした顔でムスメが下ってきました。


👧「なんで来ぉへんのやー💢😠💢」


🧔「なんで戻って来ぉへんのやー💢😠💢」


ワタクシも童心に帰っていたのか、まるで子供同士のケンカのように、しばらくあーだこうだと😅 我ながら大人げなかったと反省であります😣

そして、展望の良いレストランで、ちょっと早めのお昼ご飯を食べます。


子供にはオモチャを貰えるようで、おかげでムスメの機嫌は直りました。ありががたや😄


お腹も膨れたところで、本日の宿泊地である大三島を目指して出発!

至る所に、みきゃんちゃんからのメッセージが。

もちろん醍醐味は、大橋からの眺望を楽しみながらのサイクリングですが、このような看板を楽しみながら走るのも良いもんです。

娘はすべてのみきゃんちゃんを写真に納めながら楽しんで走ってました。


橋からの眺望の写真などは、方々のblog等で露出度が高いので、敢えて控え目に。

というよりも、ぜひご自身で生景色を楽しみに行ってください😄

というわけで、いきなりですが、目的地の大三島に到着です。

こんなオブジェ型サイクルラックがありました。

閑散としていなければ、立て掛ける人もいるのかなー

そして本日の宿は、こちらのI-LINKさんです。まさにサイクリスト向けといった宿泊施設です。春休みということもあり、このコロナ禍でも普段よりはお客さんは多いようですが、それでもサイクルラックはガランとしてました。

早くコロナが終息して、賑わいが戻ったら良いですね!

部屋はこんな感じで、マイバイクも持ち込んで、壁のラックにもかけられるようになってます。
部屋に扉はなく、アコーディオンカーテンが閉められるようになってますので、受付時には耳栓を渡されます😅

近くには♨️施設もあるのですが、コロナ禍なので、県民の方だけの利用となってました。
こちらの宿にはもちろんシャワー完備です。

夕御飯もこちらの宿で済ませ、少し娘と遊んで床につきました。宿泊客があまりいないので、耳栓の出番もなくグッスリでした😌🌃💤


-3日目に続く-