この夏の色々な修理・・

2号です


結構お客さんから、blog見てますよ!

と言われたので、頑張って書くことにします。


それにしてもこの夏は心が折れそうなくらい自転車が壊れてますね・・なので一部をご紹介


トップの写真は、修理中に見つけた、内装3段のシフトレバー内に大量の蟻が巣くっていた画像です。きっとほとんど動かしていなかったのでしょうね。カチャカチャ動かすと大量の蟻がビックリしたのか、卵を咥えてスタコラと逃げ回っておりました。


修理ついでに、カバーを外して極力除去しましたが、夜暗かったので、取りきれたかどうか・・


皆さん、いつも伝えてますが、電動車の変速ギヤはいっぱい使ってくださいね!3段固定で走るなんてもってのほか!坂道の多い京阪奈エリアでは、ギヤを傷めて壊してしまうことは勿論、バッテリーやチェーンの寿命やタイヤの磨耗までも早くなり、1つも良いことはありません。


"1段"のギヤは足がクルクル回るので、さぞかし嫌でしょうが、出だしだけで良いんです!1段ギヤから走り始めるだけでかなりの省エネになるんですよー


そんなの忘れるわい!って方は、信号待ちや、家に戻った時、駐輪した時は"1"のギヤにする癖付けをしておくと、走り出しは必ず低ギヤスタートになりますから!

因み、修理に伺うと、9割以上の確率で"3"で置いておりますので😅


さて、お次は

フロントブレーキパッド(シュー)の使い過ぎによるトラブルです。

これも今までのblogで何度も注意喚起している事例ですが、今回はリム削れではなく、タイヤ削れのケースを書いてみます。

画像の状態だと、もはやブレーキはほとんど効いてないくらいの状態なのですが、本人に確認すると、「いや・・効いてたような気がします・・・」


錯覚です!!!!100歩譲っても、なんとなく効いてるぐらいかと・・毎日握ってると判らなくなるものなんですよね、特に日々ルーティーンで急いで乗ってる中高生になるとねぇ💦

試しに親御さんに握ってもらうと、「えっー!」ってなるのはいつもの光景😅


さて、ここまで使い込むとどうなるか、リム(車輪)削れの場合もありますが、今回の車輪のようなPanasonicのTimoのようにゴツめのタイヤを装着している場合は、ブレーキのアーチも広めなので、減ってくると、角度が鋭角に狭まり、タイヤ側面にヒットするのです。なので、タイヤを抑え付けてブレーキをかけてる感じになるのです。これをもしかしたら本人は「効いてる」と錯覚してるのかも😅


で、どうなるかというと

ブレーキパッドの上部分がタイヤ側面に当たり続け、ご覧のように向こうが透けるぐらい破れてしまうのです・・今回はたまたま画ビョウを踏んでのパンクでお呼ばれしたのですが、この暑さなので、パンクしてなければ側面から破裂したタイヤチューブがブレーキに引っ掛かり、大惨事になっていたことでしょう・・不幸中の幸いというのはまさにこういうことですね、画ビョウ様々です。本来ならタイヤもまだまだ使えるはずだったので、ちょっと勿体ない交換となりましたが、勉強代と思えば致し方ないですね。勿論ブレーキパッド(シュー)も新品に替えるのですが、このパッドの位置もコツがあって、リムの下側ギリギリに合わしてやるとこで、一番丈夫なリム面に当てられるのと、今回のように使い過ぎた時のタイヤヒットも避けられる場合もあるのです。

このあたりは新車の時の装着されていた位置にもより、リム面やタイヤへのヒットする条件も変わってしまいますが、そもそも消耗品はある程度で交換しなければダメというとですね!


因みに、今回のパナtimoのほか、BRIDGESTONEを除く子供載せ仕様のアシスト車は、たいていワイドタイプのブレーキキャリパーが付いているので、ワイドに対応するブレーキパッドが必要です。


ネット検索すると、"自分でやってみた!"なんてのもよく見かけますが、中に誤情報もありますので、ご自身でされる方はお気をつけくださいまし。


お次は

所謂"パンク防止剤"と言われるネチョネチョしたスライムみたいな液体が悪さをしてる事例です。


よくこの液体が、プランジャー(虫ゴムが付いてる部品)を腐食させてパンクするケースということも見かけますが、今回は漏れた液体が車輪のスポーク(針金みないなの)のニップル(スポークを止めてるネジみたいなの)を腐食させ、スポークを2本も折ってしまってたという状況です。


今回のチューブに液体は入ってなかったので、以前どこかでチューブ交換をされた時に、しっかりとリムテープを外して拭きあげてもらえなかったのでしょうが、どこの自転車店もパンク防止剤でネチャネチャになった車輪を触りたくもないでしょうから、責められないですね。なので、デメリットの方が大きいので、入れるべきではないでしょう。

もし入れたいなら、最低でも半年から1年でプランジャー部分は交換された方が良いでしょう。ただ、自転車店は嫌がるので、ご自身でされるか、入れてもらったお店に持ち込むと良いかと思います。


大仏では、パンク防止剤入りのチューブ廃棄は別途で¥220頂戴しているのでご了承くださいませ(チューブを割いて防止剤を全部取り除いてよく乾かしてキレイにしないと廃棄業者が持ってってくれないので)。大変なのですよ😖💦


ではでは

早く涼しくなってくれ~